五行では、木=春、夏=火、秋=金、冬=水、季節の変わり目に土が割り当てられています。これを「土用」といいます。
土用は、春夏秋冬の年4回あり、立春・立夏・立秋・立冬の前18日間が土用の期間になります。
季節の変わり目で自律神経が乱れやすい時期でもあるので、体調を崩しやすくなります。普段以上に体調管理に気を付ける必要があります。
一般に土用と聞いて一番に思いつくのは、「土用の丑の日」ではないでしょうか?
4回ある土用の中でも、夏バテや熱中症など厳しい暑さへの注意が必要な「夏土用」がもっとも重要視されていて、夏バテしやすい時期に栄養をたっぷり摂ろうという風習から “土用の丑の日にウナギを食べる” というのが広まっています。
地方によっては、ウナギに限らず「う」の付く食べ物を食べる習慣もあります。
夏の土用だけでなく、春の土用・秋の土用・冬の土用にも、季節の変わり目を快適に過ごすために、食事には旬のものを取り入れて身体に活力を与えバランスを整えることが大切です。
春の土用・・・ |
戌の日に「い」の付く物や白い食べ物
いわし、イカ、いちご、芋、かぶ、豆腐 |
夏の土用・・・ |
丑の日に「う」の付く物や黒い食べ物
うなぎ、瓜、梅干し、しじみ |
秋の土用・・・ |
辰の日に「た」の付く物や青い食べ物
大根、玉ねぎ、タコ、サンマ、さば |
冬の土用・・・ |
未の日に「ひ」の付く物や赤い食べ物
ヒラメ、ひじき、トマト、リンゴ |
土用期間をうまく利用して、少し身体を休め次の季節へ向けて充電しましょう。
※土用の期間は、太陽と地球の位置関係によって決まり、毎年微妙に異なります。知りたい土用の日はこちらのサイトで確認いただけます→こよみのページ |