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季節に沿った五行の食べ物

五行には、それぞれ季節や味、色、感情、臓器などが割り当てられています。
五行の関係性を有効に活用し、季節に合った食材を摂ったり組み合わることで健康と運気を呼び込むことができます。どの季節においても旬の食材を活かすことは大切なことです。



春は、気温が暖かくなり木の芽が芽吹いてくる季節で、身体も活動的になってきます。
春一番という名の通り、風に乗ってくる春の知らせは嬉しくもあるのですが、邪気も風に乗ってやって来ます。それを『風邪(ふうじゃ)』と言います。
春の季節は温かくなることで血の巡りが良くなり、肝の働きが高ぶりやすく、胃腸の働きが弱りやすい特徴が見られます。それを未然に防ぐためには、胃腸に優しい温かくさっぱりした料理を食し、甘味によって消化吸収を助けて脾(胃腸)の働きを良くします。また、酸味を控えて苦味を取ることで肝の高ぶりを抑えます。こうすることで消化器官の働きを整えてバランスを良くします。

春の始まりはまだまだ寒い日が続きますので、冷えやリンパの流れは悪くなりがちです。この季節で気をつける点は、血流の悪さから足がつりやすかったり、肩こりが起こりやすかったりします。目の病気・花粉症もこの時期出やすい症状です。
精神面では新しいことがスタートする季節ですので、ストレスも溜め込みやすく、メンタルのバランスにも注意が必要です。自律神経が弱っている方は情緒不安定になったり、うつ病になりやすい時期です。

こういった症状を改善するためには、春の旬の食べ物春菊たけのこさくらんぼセロリ菜の花ふきのとう小松菜などがおすすめです。
春の旬の食べ物には、肝の働きを改善させ、血流を改善する力のあるものが多いのが特徴です。



高温多湿の日本は、昼夜問わずの暑さと高い湿度が合わさることで、夏特有の体調不良を引き起こします。
この時期は、雨が降り注ぐことで活発になる『湿邪(しつじゃ)』と気温が上昇して起こる『熱邪(ねつじゃ)』の2つの邪気があります。
これにより身体の中に熱や湿気が溜まりやすく、不要な水分が体内に停滞した状態になります。熱が身体にこもると、のぼせ・めまい・頭痛・動悸・睡眠障害などが起き、水分が停滞すると、手足の重だるさ・動かしにくさ・こわばり・頭重感・むくみ・鈍痛・痙攣・下痢や軟便などの症状が現れます。

また、この時期は胃腸機能が低下しやすく、冷たい物の摂り過ぎや水分の摂り過ぎにより、消化器系の機能の低下と水分代謝が悪くなります。
精神面では苛立ちや不快感を感じやすくなります。こういった身体に熱がこもる状態を改善するために夏野菜や苦味のある食材で熱を取り除き、水分代謝を上げることを第一に行います。その後、水分を出し過ぎないように酸味のある物で収斂作用を引き起こしつつ、気力を蓄えて正常な身体にしていきます。

この時期摂った方がいい食材は、身体にこもった熱を冷ましつつ夏に弱りやすい胃腸をいたわる作用を併せ持つ、きゅうりスイカゴーヤトマトナスなどの夏野菜がおすすめです。また、暑さによる身体の消耗を改善する鶏肉山芋などや、マンゴーバナナパイナップルなどの南国のフルーツも効果的です。



秋は、夏から一変して空気が乾燥し、風邪をひきやすくなる季節です。この時期の起こる邪気を『燥邪(そうじゃ)』といいます。
燥邪は肺に影響を与えやすく、呼吸器系を責めて来ます。
乾燥した空気は鼻や口から肺に入りこみ、肺の潤いをなくし、のどが痛くなったり、咳が出たり、空気の通り道である気道や呼吸器にトラブルが起こりがちです。また、肺は大腸にも通じていて免疫力にも影響が出るためアレルギー症状が悪化する場合があります。

秋になるとセンチメンタルな気分になるという方がいらっしゃいますが、これは肺による影響です。そういった感情が強く出る方は、肺の機能が低下していることが考えられます。

トラブルの起きやすい肺を補う食材として、れんこん大根百合根白きくらげ白ごまなどがおすすめです。
白色の食材は身体に潤いを与え、乾燥の害から身体を守ってくれます。
乾燥を防ぐために必要な要素は、甘味・酸味・水分ですので、秋が旬のブドウといった果物も効果的な食べ物です。カボチャサツマイモも乾燥を和らげてくれます。乾燥による体調不良を感じるときは、辛い物や刺激の強い物は症状を悪化させたり、乾燥を助長させる可能性があるので控えましょう。



冬は気温が下がり寒さが身に染みる季節で、『寒邪(かんじゃ)』が身体を襲います。
この時期は、冷えにもっとも弱い臓器である腎臓、そして膀胱・生殖器のトラブルが起きやすくなります。
腎臓の働きが悪くなると尿が出なくなり、身体に老廃物が滞り代謝が悪くなります。腎は内分泌を中心に老化に深く関与する部位なので、冷えにより腎の働きが弱まり老化を促進してしまうことになります。
しっかりと冬の冷えから体を守ることが大切です。
秋の「燥邪」に冬の「寒邪」が合わさることで、風邪などの感染症が増加してしまいます。また、いつも精神的な不安を抱えているような方も、腎の機能を弱らせてしまいます。

冬に働きを落としがちな腎を補う食材は、黒い食材を目安にします。
黒ごま黒糖黒豆黒米海藻類黒きくらげなどがこれに当たります。
これらの食材に身体を温める作用の強い生姜人参にんにくにらねぎかぼちゃ根菜類などを合わせるとさらに効果的です。

食事はなるべく熱を通したものにしましょう。熱性・辛味の物で身体を温めて血流を良くしたり、塩味の物で腎の働きを活発にしていくことが大切です。適度な塩辛さを持つ食材は腎を元気にするとされますが、摂り過ぎはむくみの原因になるので注意が必要です。
牛肉やもち米などエネルギーになりやすい物を摂取して春へのエネルギーを蓄える事も重要です。



五行では、木=春、夏=火、秋=金、冬=水、季節の変わり目に土が割り当てられています。これを「土用」といいます。
土用は、春夏秋冬の年4回あり、立春・立夏・立秋・立冬の前18日間が土用の期間になります。
季節の変わり目で自律神経が乱れやすい時期でもあるので、体調を崩しやすくなります。普段以上に体調管理に気を付ける必要があります。

一般に土用と聞いて一番に思いつくのは、「土用の丑の日」ではないでしょうか?
4回ある土用の中でも、夏バテや熱中症など厳しい暑さへの注意が必要な「夏土用」がもっとも重要視されていて、夏バテしやすい時期に栄養をたっぷり摂ろうという風習から “土用の丑の日にウナギを食べる” というのが広まっています。

地方によっては、ウナギに限らず「う」の付く食べ物を食べる習慣もあります。
夏の土用だけでなく、春の土用・秋の土用・冬の土用にも、季節の変わり目を快適に過ごすために、食事には旬のものを取り入れて身体に活力を与えバランスを整えることが大切です。

春の土用・・・ 戌の日に「い」の付く物や白い食べ物
いわしイカいちごかぶ豆腐
夏の土用・・・ 丑の日に「う」の付く物や黒い食べ物
うなぎ梅干ししじみ
秋の土用・・・ 辰の日に「た」の付く物や青い食べ物
大根玉ねぎタコサンマさば
冬の土用・・・ 未の日に「ひ」の付く物や赤い食べ物
ヒラメひじきトマトリンゴ

土用期間をうまく利用して、少し身体を休め次の季節へ向けて充電しましょう。

※土用の期間は、太陽と地球の位置関係によって決まり、毎年微妙に異なります。知りたい土用の日はこちらのサイトで確認いただけます→こよみのページ