「メラニン色素」と聞くと、まず「顔にできるシミ」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか? 確かに、メラニン色素にはネガティブなイメージがつきものです。しかし、実際には毛髪や肌の色を決定する重要な役割を持ち、私たちの体にとって欠かせない存在でもあります。そして、意外かもしれませんが、このメラニン色素は歯茎にも影響を及ぼしています。
右の写真をご覧ください。
左側は黒ずんだ歯茎の写真、右側は明るいピンク色の歯茎の写真です。驚くかもしれませんが、これらは同じ人のもので、メラニン色素除去の施術前後の状態を表しています。
歯茎が黒ずんでいると、歯周炎(歯槽膿漏)ではないかと思われがちですが、実はメラニン色素が原因の場合が多いのです。歯や歯茎が黒ずんでいると、その人の印象が暗く見えてしまうことも。もし気になる場合は、一度歯医者さんに相談してみてはいかがでしょうか?
なぜ歯茎が黒ずむの?
メラニン色素は誰にでも存在しますが、皮膚の色に濃淡があるように、メラニンの量が多い人ほど歯茎に黒いシミのように現れやすいのです。特に喫煙者の場合、この傾向が顕著だとされています。喫煙がメラニン色素の生成を活発化させ、歯茎の黒ずみを引き起こす原因のひとつとなっています。
歯茎の黒ずみを解消する方法
歯茎のメラニン色素除去には、いくつかの治療法があります。
- レーザー治療
- フェノール・アルコール法
- ブリーチング(特殊な薬剤を使用する方法)
これらの治療は、施術後3~4日ほどで驚くほど歯茎の黒ずみがきれいに解消されます。しかも、治療自体は簡単で、料金も上顎・下顎合わせて1~3万円程度(歯医者さんによって異なります)。気になる方は、ぜひ一度検討してみてください!
日々のケアも大切!
施術後も、健康で美しい歯茎を保つためには、日々のブラッシングケアが欠かせません。歯と歯茎の汚れを丁寧に落とし、清潔に保つことが大切です。また、メラニン生成を抑える働きのあるビタミンCを積極的に摂ることも、美しい歯茎を維持するポイントです。
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