女性の一生は、女性ホルモンによって支配されているといえるでしょう。
現代女性は年齢に関わらず、多くのストレスにさらされています。それによって、女性ホルモンのバランスが乱れやすくなり、心や身体に様々な不調が現れてきます。些細なことでイライラしたり、肌の調子が悪くなったり、気持ちがふさぎがちになったりとその症状は様々です。
「ホルモンのバランスが乱れているんじゃない?」ということをよく耳にしますが、実際どういうことなのかを正しく知っている方はあまり多くないかもしれません。女性にとって一生影響を与える女性ホルモンに関して、この機会に正しい知識を身に着けましょう。
私たちの体内では数百種類ものホルモンが作られていますが、その中で女性の身体に深い影響を及ぼすのが「女性ホルモン」と呼ばれ、卵巣から分泌されるエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類があります。
女性ホルモンには子宮や乳房への働きかけ以外に、肌や粘膜の潤いを保つ働きもあります。また、髪を育てるのも女性ホルモンです。
女性ホルモンが不足したり、2つのホルモンバランスが崩れたりすると、身体に変調をきたし肌トラブルや脱毛などの症状が現れます。
エストロゲンとプロゲステロンは互いにバランスを取り合いながら分泌されていますが、このホルモンのバランスはとても繊細で、ちょっとしたことで大きな影響を受けてしまいます。
女性ホルモンが不足したり、2つのホルモンバランスが崩れたりすると身体に変調をきたし、肌トラブルや脱毛などの症状が現れることがあります。
特にストレスによるホルモンバランスの乱れは、月経不順や過多月経、過少月経・無月経・不妊など、いろいろなことを引き起こします。また、ストレス以外にも無理なダイエットや睡眠不足などでもバランスを乱すきっかけとなってしまいます。
女性ホルモンの分泌は年齢によって変化していきます。女性ホルモンの事を理解して上手に付き合いましょう!
10代では、卵巣が発達し、初潮を迎え、20~30歳になると、女性ホルモンの分泌がピークを迎え、妊娠や出産に適した時期となります。
30~40歳になると、卵巣機能が少しずつ低下しはじめ女性ホルモンの分泌も低下します。
45~55歳くらいは、閉経を挟んだ10年間を更年期と呼びます。卵巣機能の低下が進み、女性ホルモンの分泌量の変化に伴い、人によって様々な症状が出てくる方がいます。
60歳以降では、女性ホルモンの低下した状態に身体が慣れてきます。
このように、女性は生涯に渡り女性ホルモンの影響を受け続けます。特に更年期では、女性ホルモンの低下の影響で自律神経のコントロールがうまくいかずホットフラッシュといわれる様々な不調(めまい、動悸、頭痛、肩こり、ほてり、のぼせ、発汗など)の症状や、精神的な面では気分の落ち込み、イライラ、情緒不安定、眠れないといったことも起きてきます。
《女性ホルモンの働き》
1. 身体の中の器官を刺激して、各部の働きを促します
2. 周期的な排卵、生理がおきて健康な状態を保ちます
3. 肌をみずみずしくしたり、子宮頸管粘膜を分泌します
4. 骨からカルシウムが抜け出すのを防ぎ、骨の健康を維持したり、血管の若さを保ちます
5. 情緒を安定させたり、記憶力の低下を防ぎます
女性ホルモンが不足すると?
身体的に変化があらわれ、精神的・身体的トラブルがあらわます。
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脳
物忘れ、集中力の低下、
認知機能の低下
ココロ
精神的なイライラ、怒りっぽい、
くよくよしたり憂鬱になる
カラダ
生理不順、腰や手足の冷え、
肩こり、腰痛、手足の痛み、
頭痛、めまい、吐き気、
疲れやすい
体型・体重
くびれがなくなる、
体重が増え痩せにくくなる、
乳房にハリがなくなる、
お尻が痩せピーマン尻になる |
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髪
パサパサ、抜け毛、白髪
肌
ニキビ、乾燥、シミ、シワ、
たるみ
口
ドライマウス、歯周病、口臭
骨
関節の痛み・変形、
骨が急激にもろくなる
(骨粗鬆症のリスク)
血管
血管が細くなる、
動脈硬化のリスク |
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病気じゃないからといって不快な症状をほっておくのは、禁物です。女性ホルモンのバランスを整えるためには、まずは健康な身体を保つことが重要です。
● 充分な睡眠
● バランスの良い食事
● 無理なダイエットはしない
こういったセルフケアはもちろんのことですが、ストレスの軽減するためにもリラックスタイムを作ることが大切です。ホルモンバランスを整えるためにアロマテラピーを活用することをおすすめします。
日々の生活で、完全にストレスを回避して生活するのは難しいことですが、アロマでリラックスする時間を増やせば、身体のコンディションを整えるサポートになります。
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